66を目指し順調に南へと向かっていた俺
この日は猛暑であり、水がなくなりかけてた俺にとってこの標識はとても興味を引くものだった。
🎶
あれっ?
選択を迫られた俺は前へ進むことを決断した。
そんなときだ
『パンッッッ!!!』
いや違う。
えっ?
タイヤとチューブが爆発してる❗️
なんならラックも折れてる。
この信じられない光景を目の当たりにした俺はおもった。
もう日本に帰ろうと。
とにかく人をさがさないと日本にすら帰れない
おそらく30kg以上はあろう荷物を抱え道路をさがす。
道路を見つけ横になり現実逃避していた俺に一人の女性が話しかける
女『だいじょうぶ?』
俺『NO』
女『なんか道具もってきてあげるから待ってて』
俺『ありがと』
その場から立ち去った女の子。ありがたいがしろーとがが簡単に直せるほどの壊れ方じゃないんだ、、、
次に通りすぎの男が俺に話しかける
男『どうした?』
俺『見ての通り』
男『警察にたのんでロードサービス呼んでやるから待ってな』
俺『ありがと、助かるよ』
男『20分で来るらしいから30分後に俺も確認しにくるよ』
俺『あなたは神ですか?』
さらに通りすがりの男❷が俺に話しかける
❷『壊れたのか?俺がチャリ屋まで送ってやるよ』
俺『ありがと。でももうすぐロードサービスが来るんだ』
❷『そうか。それは良かった!グッドラック』
そのとき男①が戻ってきた
①『これ飲みな』
男は2Lのジュースを俺にくれた
そのとき❷も戻ってきた
❷『これ使ってくれ!』
男は俺に60ドル(約6000円)を俺に手渡した
俺『これはもらえないよ。ありがとう気持ちだけ頂く』
❷『そうか。じゃ旅を楽しんでな♪』
俺『ありがとう』
①『この街は良い奴ばっかだろ?』
俺『間違いない』
警察が来た。
厳重に荷物チェック、ボディチェックをされる
警察『マリファナ、拳銃はもってないか?』
俺『ないわ!』
警察『よしピッツバーグのチャリ屋まで連れてってやる』
俺の目的地とは逆方面、、、
俺『ジョプリンまでダメ?』
警察『あそこは州を超えちゃうからダメ』
俺『オーライ』
牢獄のような車の中で考える。
なぜこんな異国から来た見知らぬ奴をみんな助けてくれる?
仮に逆の立場だったとして自分に同じ事ができるのか?
もし仕事だったら、もし待ち合わせの約束があったら?
人助けをすることは簡単な事じゃない。
ここまで助けてもらっててここで日本に帰っていいのか?
もう少しだけ旅を続けてみよ。
んなこんなでいまも旅を続けています。
続く
ゆうや
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